英語の勉強って、正解が一つじゃないですよね。
参考書を読み込む人もいれば、ドラマを見まくる人もいる。アプリを使う人もいれば、独自のやり方を自分で編み出す人もいる。
このシリーズでは、そんな「人それぞれの英語学習法」を、実際に経験した方々から集めてご紹介しています。
今回紹介するのは、

AI活用×24時間独り言学習法
何か聞いてるだけで、美味しそうですよね。
ご協力いただいたのは、クラウドソーシングサービスや知人の紹介など、さまざまなご縁でつながった方たち。
年齢も職業も英語レベルもバラバラですが、みなさん自分なりの工夫や失敗を経て、今の学習スタイルにたどり着いた方々です。
こんなやり方があるんだ・自分にも試せそう!そう感じてもらえる記事が、きっと一つはあるはずです。
あなたの英語学習のヒントになれば、うれしいです。
プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ペンネーム | SHフィールド |
| 性別 | 男性 |
| 年齢・職業 | 22歳・学生インターン |
| 英語学習歴 | 6年 |
| 現在の英語レベル | だいたい英語喋れます |
| 英語を学ぶ目的・きっかけ | 野球留学を目的に英語を本格的に学び始めました。 英語はもともと好きであったのと、英語を喋れることによる将来の可能性を知ったのがきっかけです。 |
| SNS・ブログURL | https://note.com/sh_f |
アメリカの大学を卒業。
4年間の大学生活を英語環境で送り、授業単位をすべて取得して卒業しました。日常会話やディスカッション、大学レベルの授業への参加が可能です。
私の英語学習法:「AI活用×24時間独り言学習法」
前提:英語の前に言語知れ
英語圏の人と交流するのが一番手っ取り早いですが、それが不可能な場合はやはり映画鑑賞や、音楽の歌詞理解だと思います。
初級 とにかく英語に触れる
まず初級では、とにかく英語に触れることを重視します。
私が活用したのはYouTube、Netflix、そしてLanguage Reactorというツールです。このツールを利用すると、日本語字幕と英語字幕を同時に表示できるほか、分からない単語をその場で調べたり、気になったフレーズを保存したりできます。
最初は内容を完璧に理解する必要はありません。英語を聞くことに慣れ、英語への抵抗感をなくすことが目的です。
英語に慣れてきたら英語字幕だけで鑑賞し、わからない単語に関しては最初と同じ形を取ればいいと思います。
AI英語学習
次はAI学習です。GeminiとChatGPT、quizletというサイトを使用します。
これはさまざまな使い方ができます。
一番おすすめ
次に、中級レベルではAIを活用した学習を行います。
主にGemini、ChatGPT、Quizletを使用しました。特におすすめなのはGeminiの音声会話機能です。英会話、面接練習、ディスカッションなど、自分の目的に合わせて自由に会話できます。
会話中に言いたい表現が出てこなければ日本語で質問し、会話終了後に「言えなかったこと」「知らなかった単語」「使えそうなフレーズ」をまとめてもらいます。
その内容をQuizlet用のフラッシュカード形式に変換し、単語学習へつなげます。
また、AIに瞬間英作文のテーマを作成してもらい、自分で英文を書いた後に添削してもらう方法も効果的でした。学習から復習までを一貫して行えるため、効率よく知識を定着させることができます。
シャドウイング
3つ目は、英語で考える習慣を作ることです。シャドウイングはよくあるモノマネ、音読に加えて、日常から視界に入るもの、独り言などをすべて英語でやります。とにかく英語を喋るスキルを身につけます。
また、この方法はスピーキング力だけでなく、「伝える力」を鍛えることにもつながります。実際の会話では、言いたい単語を知らない場面がよくあります。
そのような時でも会話を止めるのではなく、知っている単語を使って別の言い方で説明する練習をします。
例えば、言いたい単語が分からなくても、その特徴や用途を英語で説明することで相手に伝えることができます。
このような経験を積み重ねることで、英語を柔軟に使う力や、英語で考えながら会話を続ける力が身につきます。
HS当時はスマホも翻訳アプリもなく、紙の辞書や電子辞書も持ってはいましたが、実際の会話中に開くことはほとんどありませんでした。
実際に私がアメリカへ留学した当初は、相手の話している内容がほとんど理解できず、会話も一言返して終わることが多くありました。
そのため、授業中や日常の中で見たものや考えていたことを英語で独り言として話すようにしていました。
最初は簡単な文章しか作れませんでしたが、続けるうちに英語で考えることへの抵抗が減り、会話中に言葉が出てくるスピードも徐々に上がっていきました。
問題演習
TOEFLやTOEIC、英検などの問題を解き、自分の弱点を確認します。問題を解くことで一般的な学業知識を英語で学ぶことにもつながります。
問題演習の後は、問題を撮影し、間違えた箇所や重要表現をAIに整理してもらい、自分専用の復習ノートを作成していました。理解できない部分は解説もしてもらえるため、効率よく学習を進められます。
やってみた結果
この学習法を実践して最初に感じたのは、英語への抵抗感が大きく減ったことです。
以前は英語を聞くたびに日本語へ変換しようとしていましたが、英語に触れる時間を増やし、英語で考える習慣をつけることで、徐々に英語をそのまま理解できる場面が増えていきました。
効果を少しずつ感じ始めたのは約1か月後です。最初は変化が小さく感じられましたが、英語を聞くことや話すことに対する心理的なハードルが下がりました。
HS分からないことがあっても、とりあえず英語で伝えようとする姿勢が身についたのは大きな変化だったと思います。
私自身、高校卒業後にアメリカへ留学をしました。本格的に英語学習を始めたのは渡米の約8か月前です。渡米前は基礎的な文法や日常会話を勉強し、「ある程度は準備できた」と思っていました。
しかし現実は想像以上に厳しいものでした。アメリカに到着して最初に感じたのは「何を言っているのか全く分からない」ということです。
アメリカ人同士の会話は体感で20%ほどしか理解できず、友人との会話も一言返して終わることがほとんどでした。メッセージも翻訳を使いながらやり取りしていたほどです。
さらに最初に受講したESLクラス(英語を第二言語としている人のためのクラス)では、世界各国から来た留学生たちが普通に英語で会話していました。
ベトナムや中国などの留学生たちが当たり前のように英語で会話しているのを見て、日本語環境で育った自分との差を痛感しました。同時に、その経験は「英語を聞くたびに日本語へ変換していては追いつけない」と強く感じた瞬間でもありました。
HSそこからは日本語訳を考えるのではなく、英語を英語のまま理解しようと意識するようになりました。
そこで実践したのが、今回紹介している「英語を生活の中に入れる学習法」でした。授業が終わった後、自分が喋りたかったことや、目に入ったものを英語で説明したり、独り言を英語で話したりすることを意識しました。
最初は簡単な文章しか作れませんでしたが、毎日続けることで英語を英語のまま考える感覚が少しずつ身についていきました。
完璧に話そうとするのではなく、とにかく英語を使うことを優先しました。その結果、約2か月ほどで会話力の向上を確実に実感し、実践半年後には、英語への抵抗はなくなっていました。
それまでは会話の途中で言葉が詰まることが多かったのですが、英語で考える習慣がついたことで、以前よりスムーズに会話が続くようになりました。
また、AIを活用することで学習効率も大きく向上しました。以前は単語帳作成やノート整理に時間がかかっていましたが、AIを使うことで復習までの流れを短縮でき、その分アウトプットに時間を使えるようになりました。
この学習法の良いところは、勉強という感覚よりも「英語を使う生活」に近いことです。そのため継続しやすく、自然と英語に触れる時間を増やすことができました。
実際、この学習法を続けた結果、最終的にはアメリカの大学で必要な単位を取得し、4年間の大学生活を終えて卒業することができました。
実際にやってみてよかった点・悪かった点
良かった点
良かった点は、継続しやすいことです。私が実践した学習法は特別な環境や高額な教材を必要とせず、移動中や空き時間でも取り組むことができます。
そのため、忙しい日でも英語に触れる習慣を維持しやすく、学習を生活の一部として続けることができました。また、AIを活用することで学習効率が大幅に向上したと感じています。
以前は単語帳の作成や復習ノートの整理に多くの時間を使っていましたが、現在はAIにまとめてもらうことで、その時間をスピーキングやアウトプット練習に充てられるようになりました。
一方で、デメリットはノート管理です。
HS学習量が増えるにつれて単語やフレーズ、復習内容も増えていくため、整理方法を決めておかないと情報が散らばってしまいます。私はNotionを活用することで解決しましたが、最初は管理方法を確立するまで苦労しました。
また、デジタルノートは検索性や整理のしやすさに優れている反面、紙のノートのように全体を一目で見渡しにくいという欠点もあります。
そのため、紙で学習する方が合っている人は、必要に応じて印刷して管理するのも良い方法だと思います。
意味がなかった・失敗した学習法
私があまり効果を感じなかったのは、受験勉強のように文法用語や品詞の分類ばかりを覚える学習法です。
もちろん文法の知識そのものを否定するわけではありません。基礎を身につけるうえで文法は非常に重要です。しかし、名詞や形容詞の定義、文法ルールを細かく覚えることばかりに時間を使っていた頃は、実際に英語を身につけることは出来ませんでした。
私たちが日本語を話すときも、「これは助詞だから」「これは形容詞だから」と考えながら会話しているわけではありません。
HS英語も同じで、最終的には自然に使える状態を目指すべきだと思います。
文法を理解することは大切ですが、それ以上に実際に使う経験を積むことの方が重要だと感じました。ま
た、日本語訳に頼りすぎる学習も私には合いませんでした。学校で習った訳をそのまま当てはめようとすると、かえって意味が分からなくなることがあります。
英語を見た瞬間に日本語へ変換するのではなく、場面や状況をイメージしながら理解することを意識しました。
英語を英語のまま捉える感覚が身につくと、リスニングやスピーキングのスピードが上がり、より自然に英語を使えるようになったと感じています。
便利なアプリ・ツール
私が実際に活用していたツールは、
- Gemini
- ChatGPT
- Quizlet
- YouTube
- Netflix
- Language Reactor
- Notion
GeminiとChatGPTは英会話練習、学習ノートの作成、問題作成、添削など幅広く活用できます。
特にスピーキング練習や復習の効率化に大きく役立ちました。Quizletは暗記、復習に活用しています。AIで作成した単語リストやフレーズ集をそのまま取り込めるため、復習環境を短時間で整えられます。
Language ReactorはYouTubeやNetflixを使った学習との相性が非常に良く、字幕学習を効率化できます。
HSまた、ノート管理にはNotionがおすすめです。
例えば「英単語」というページの中にTOEFL、映画、日常会話などのカテゴリーを作成し、さらに細かく整理できます。
情報が増えても検索しやすく、自分専用の学習データベースとして活用できます。
初心者の自分にアドバイスするなら
英語は短期間で劇的に伸びるものではありません。最初は聞き取れなくて当たり前、話せなくて当たり前です。
HS大切なのは毎日少しでも英語に触れることです。完璧を目指すより、まず使うことを意識してください。
また、英語学習を「勉強」と考えるのではなく、「生活の一部」にすることをおすすめします。好きなスポーツや動画など、自分が興味を持てる内容を英語で楽しむことで継続しやすくなります。
英語を学ぶにあたってベースは絶対に大事ですのでとにかく中学英文法など、とにかく序盤が完璧になって次というようなベース作りとステップアップでやるのが前提だと思います。
実際、留学前の自分も「もっと英語ができるようになってから留学した方がいいのではないか」と何度も考えました。
しかし、今振り返ると完璧な状態になるまで待つ必要はありませんでした。
現地で英語を使いながら学んでいくことでしか身につかない力もあります。もちろん基礎学習は重要ですが、ある程度準備ができたら実際に使う環境へ飛び込むことも大切だと思います。
HS今回自分が紹介した勉強法もレベル順なので初級から上級の感じでやればいいと思います。
詰め込もうとするよりも英語が日常的にある感覚をつける意識でいいと思います。学習ではありますが、英語はやはり言語なので、覚えるよりもコミュ二ケーションがとれることが目的なので、完璧な答えはそこまでないと思います。
資格試験を目的に学習している方も多いと思いますが、英語そのものに慣れてしまえば、問題演習だけに頼る必要は少なくなります。
むしろ重要になるのは、エッセイの構成力や試験中の時間配分など、英語以外のスキルです。まずは英語を特別なものと考えず、日常の中に取り入れることから始めてみてください。
その積み重ねが、結果的に最も大きな成長につながると思います。

