【1人目】私の英語学習法:「マクドナルド注文勉強法」

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英語の勉強って、正解が一つじゃないですよね。

参考書を読み込む人もいれば、ドラマを見まくる人もいる。アプリを使う人もいれば、独自のやり方を自分で編み出す人もいる。

このシリーズでは、そんな「人それぞれの英語学習法」を、実際に経験した方々から集めてご紹介しています。

今回紹介するのは、

マクドナルド注文勉強法!

何か聞いてるだけで、美味しそうですよね。

ご協力いただいたのは、クラウドソーシングサービスや知人の紹介など、さまざまなご縁でつながった方たち。

年齢も職業も英語レベルもバラバラですが、みなさん自分なりの工夫や失敗を経て、今の学習スタイルにたどり着いた方々です。

こんなやり方があるんだ・自分にも試せそう!そう感じてもらえる記事が、きっと一つはあるはずです。

あなたの英語学習のヒントになれば、うれしいです。

目次

プロフィール

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項目内容
ペンネームMJ
性別女性
年齢・職業30代・フリーランス翻訳者
英語学習歴小学生の頃から英語学習、海外滞在経験あり
現在の英語レベル英日・日英翻訳案件を累計500件以上担当
英語を学ぶ目的・きっかけ子どもの頃から洋画や海外ドラマ、英語の絵本に親しむ。海外生活を経て翻訳者として活動中

私の英語学習法:「マクドナルド注文勉強法」

「英語が話せるようになる」という大きな目標ではなく、「マクドナルドでアップルパイを注文する」という小さな目標から始める学習法です。

実際の会話を想定した反復練習によって成功体験を積み重ね、英語への苦手意識を減らしていきます。

学習法の詳細

この学習法は、私が海外のシェアハウスで生活していたときに生まれました。

当時、一緒に暮らしていた日本人の友人がいました。彼女は英語に強い苦手意識を持っており、現地の人と話すことはもちろん、ファストフード店で注文することすら怖がっていました。

多くの人は英語学習というと、「単語帳を覚える」「文法を勉強する」と考えます。

しかし英語が苦手な人ほど、学習内容よりも「失敗したらどうしよう」という恐怖心のほうが大きいと感じています。

ある日、彼女は一人でマクドナルドへ行ったのですが、店員さんの質問が聞き取れず、注文を途中で諦めてしまいました。

なんとか商品は買えたものの、「こんな簡単なこともできないなんて」とかなり落ち込んでいたのを覚えています。

そこで私は、「英語を話せるようになる」という大きな目標ではなく、「まずはアップルパイを1個注文できるようになること」を目標にしようと提案しました。目標を小さく具体的にすることで、達成しやすくなると考えたからです。

覚える文章はたった一つです。

“Can I have an apple pie, please?”

これだけを何度も練習しました。

私が店員役になり、

“Hello!”
“What can I get for you?”

と質問し、彼女が注文するロールプレイを繰り返しました。

さらに、実際の店舗で起こりそうなやり取りも追加しました。

“For here or to go?”
“Anything else?”

といった質問に対して、

“To go, please.”
“No, thank you.”

と答える練習も行いました。

発音が多少違っても気にしません。文法の説明もしません。

とにかく「口から英語を出す」ことだけを目標にしました。

また、注文の流れをスマートフォンのメモにまとめ、空き時間に何度も音読してもらいました。通勤中や買い物の途中など、1回1〜2分でも構わないので繰り返し声に出すことを意識してもらいました。

そして実際にマクドナルドへ行き、アップルパイを注文してもらいました。

最初はかなり緊張していましたが、店員さんは問題なく理解してくれました。

すると彼女は大きな自信を得ました。

その後は、

“Can I have a cheeseburger?”
“Can I have fries?”

など少しずつ注文できるメニューを増やしていきました。

さらにカフェでコーヒーを注文したり、スーパーで店員さんに商品の場所を尋ねたりと、練習の範囲を広げていきました。

学習時間は1日10〜15分程度です。

ルーティンとしては、朝にフレーズを音読し、夜にロールプレイを行うだけでした。特別な教材は使わず、実際に使うフレーズを何度も口に出して練習しました。

使用したツールもスマートフォンのメモアプリと翻訳アプリ程度です。大切なのは教材の量ではなく、「実際に使う場面を想像しながら練習すること」でした。

MJさん

重要なのは、英語を勉強することではなく、「英語で何かを達成する経験」を作ることだったと思います。

小さな成功体験を積み重ねることで、英語への苦手意識を少しずつ減らしていけるのが、この学習法の最大の特徴です。

やってみた結果

最初の成功体験は、私が想像していた以上に大きな効果をもたらしました。

友人はそれまで「英語は難しい」「自分が話しても通じない」と思い込んでおり、店員に話しかけること自体を怖がっていました。

MJさん

しかし、実際にマクドナルドでアップルパイを注文し、問題なく商品を受け取れたことで、その考え方に少しずつ変化が生まれました。

最初は緊張で声も小さかったのですが、一度成功すると自信がついたようで、数日後には別の商品にも挑戦するようになりました。

チーズバーガーやポテトを注文したり、サイズを聞かれた際に簡単な受け答えをしたりと、少しずつできることが増えていったのです。

特に印象的だったのは、「英語を話すこと」への抵抗感が減っていったことでした。

以前は店員に話しかけられるだけで固まってしまっていたのに、次第に「とりあえず言ってみよう」という姿勢に変わっていきました。

さらに数週間後には、英語クラスで隣に座ったクラスメイトに自分から話しかけるようになりました。

授業が終わるとすぐ帰っていた彼女が、休み時間に雑談を楽しんだり、簡単な質問をしたりする姿を見て、成功体験の力を改めて感じました。

もちろん、この方法だけで英語力が劇的に向上したわけではありません。語彙力や文法力は別途学習する必要があります。

しかし、「英語を使うのが怖い」という心理的な壁を乗り越えるきっかけとしては非常に効果的でした。

MJさん

私は英語学習において、この心理的ハードルを下げることが重要だと考えています。どれだけ単語や文法を覚えても、実際に使う勇気がなければ会話はできません。

その点、この学習法は小さな成功体験を積み重ねながら自然に自信を育てられるのが魅力です。

この経験を通じて、英語学習は「難しいことを学ぶ」よりも、「できた」という実感を増やすことが上達への近道なのだと強く感じました。

実際にやってみてよかった点・悪かった点

よかった点

  • 目標が非常に具体的で達成しやすい
  • 短期間で成功体験を得られる
  • 英語への恐怖心を減らせる
  • 勉強が苦手な人でも取り組みやすい
  • 実際の会話に直結している

この学習法の最大のメリットは、「英語を勉強している感覚」よりも「英語を使っている感覚」を得られることです。

多くの初心者は、単語帳や文法書を前にすると身構えてしまいます。しかし、マクドナルドで注文するという身近な目標であれば取り組みやすく、達成したときの喜びも大きくなります。

また、実際の店舗で成功体験を得ることで、「自分の英語でも通じる」という自信につながりました。

悪かった点

  • 文法力や読解力は伸びない
  • 学習内容が限定的になりやすい
  • そのままでは応用範囲が狭い
  • ある程度慣れたら次のステップへ進む必要がある

この方法だけでは総合的な英語力は身につきません。注文フレーズを覚えても、相手から予想外の質問をされた場合には対応できないことがあります。

また、会話の幅が広がるにつれて、単語や文法の学習も必要になります。

そのため、この学習法は英語学習の入口として活用し、その後はリスニングや語彙学習などと組み合わせるのがおすすめです。

この方法だけで英語が話せるようになるわけではありません。しかし、英語学習の最初の一歩としては非常に優秀だと思います。

意味がなかった・失敗した学習法

私自身は英語を使う機会に比較的恵まれていたため、コミュニケーションそのものには大きな苦労はありませんでした。

しかし周囲には、私より英語のテストの成績が良く、文法や語彙の知識も豊富なのに、実際の会話になると緊張して話せなくなる友人が少なくありませんでした。

当時の私は「単語や文法をたくさん覚えれば自然に話せるようになる」と考えていました。

しかし実際には、知識があっても外国人を前にすると頭が真っ白になり、簡単なフレーズさえ出てこないことがあります。

MJさん

英語学習においては、知識と実践は別物なのだと気づかされました。

友人に「英語を上達させたい」と言われれば、喜んでおすすめ洋画を紹介したり、良さそうな英語の教材も紹介したので、誰一人として英語が喋れるようにはなりませんでした。

今振り返ると、本当に大切なのは「実際に使う経験」を積むことです。どれだけ勉強しても使わなければ自信はつきません。

反対に、簡単なフレーズでも実際に通じた経験は大きな成功体験になります。

だからこそ私は、「マクドナルド注文勉強法」のように、小さな目標を達成しながら進める実践型の学習をおすすめしています。

完璧に準備してから話そうとするのではなく、使いながら覚えるほうが結果的に上達への近道だと感じています。

便利なアプリ・ツール

友人

ツール、というと少し聞こえが悪いのですが、海外生活中は日本語が通じない友人や知人は英語上達に大きく貢献してくれました。

特に、会話の中で分からない単語や伝えたい表現が出てきたときは、身振り手振りで、なんとかコミュニケーションが途切れないようにしましょう。

Youtube

英語のVlogや海外の日常を紹介する動画がおすすめです。実際にネイティブが使っている自然な表現や言い回しを聞けるため、生きた英語に触れることができます。

気になったフレーズは真似して声に出し、実際の会話や注文の場面で使ってみてください。

インプットとアウトプットを繰り返すことで、英語への抵抗感も少しずつ減っていきます。

ChatGPT

当時はなかったツールですが、あれば確実に使っていたであろうツールです。

英会話のロールプレイ相手として活用でき、店員役になってもらいながらマクドナルドやカフェでの注文を想定した練習ができます。

自分のペースで何度でも繰り返し練習できるため、英語を話すことへの抵抗感を減らすのに役立つと思います。

初心者の自分にアドバイスするなら

「英語が話せるようになってから英語を使おう」と考えなくて大丈夫です。

私自身、英語学習を続ける中で、知識を増やすことよりも実際に使う経験のほうが大切だと感じました。

MJさん

むしろ逆で、「英語を使うから話せるようになる」のだと思います。

最初から外国人と長時間会話したり、難しい議論をしたりする必要はありません。

まずはコーヒーを注文する、道を尋ねる、自己紹介をするなど、小さな目標を一つ決めてください。

そして実際に行動してみてください。

MJさん

英語学習は筋トレに似ています。いきなり重いバーベルは持ち上がりませんが、軽い負荷から始めて継続すれば少しずつ力がついていきます。

英語も同じで、小さな成功体験を積み重ねることで自信が生まれ、次の挑戦への意欲につながります。

もし過去の自分にアドバイスできるなら、「完璧を目指さなくていい。まずはアップルパイを注文してみよう」と伝えたいです。

その小さな一歩が、英語を使う楽しさを知るきっかけになるはずです。

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