英語学習を習慣化できない三日坊主を卒業するためのコツ７選と役に立つアプリ紹介

英語学習を始めたものの、気づけば三日坊主になってしまった経験はありませんか？目標を立てるものの、続けることができない。このような悩みを抱えている人は多いでしょう。

そこで、本記事では英語学習を習慣化するための具体的なコツをいくつかご紹介します。これを実践することで、無理なく楽しく英語を学び続けることができるようになります。

なぜ英語学習は三日坊主になるのか？

三日坊主になる原因としては、以下の理由が考えられます。

• 目標設定ができていない
• 学習計画の欠如
• 学習内容に飽きてしまう
• 成果が見えにくい
• 環境の影響
• 完璧主義
• 生活習慣の変化

目標設定ができていない

具体的な目標がないと、何をどのように学ぶべきかが分からず、モチベーションが低下します。

目的はいつまでに達成したいのか？英語をなんのために学ぶのか？それらの目標をしっかりと立てることが重要です。曖昧な目標設定などでやると、遠回りの学習になる可能性があります。

学習計画の欠如

英語の学習には時間がかかります。計画がないと、何をどれだけ学ぶかが不明確になり、学習が続かなくなります。

スケジュールを立てずに学習を始めると、次第に時間が経つにつれてやる気が失われ、途中で挫折することが多いです。その場合「英語が向いていないかも」という意識が働き、そのまま英語学習をやめてしまう可能性があります。

そうならない為にも、あなた自身のレベルに合った学習計画が必要になってきます。

学習内容に飽きてしまう

同じ教材や学習法を続けると、やがて飽きが来てしまいます。楽しさや新鮮さが失われると、学習意欲が低下します。特に、英語学習は長期的なプロセスであるため、変化がないと辛く感じることが多いです。

いつまで経っても分からない単語が出てきて、調べては忘れてまた調べての繰り返し。頑張って覚えた英語も通じない。そんな失敗体験や残念体験ばっかりで、遂には学習に飽きてしまいます。

成果が見えにくい

英語力が向上するには時間がかかりますが、短期間で成果が見えないと、やる気を失いやすくなります。小さな成功体験を積むことが大切ですが、目標が大きすぎたり、自己評価が厳しすぎたりすると、達成感が得られにくいです。

英語を習得するのには人によりますが、3000時間程かかると言われています。その中で何カ月何時間勉強した程度では、成果が見えにくいものなのです。人はすぐにでも成果を求めがちですが、英語は短時間では身につかないという事を理解しておきましょう。

完璧主義

• すぐに成果を求めすぎる
  完璧主義者は、短期間で目に見える結果を求めがちですが、英語学習は長期的な取り組みが必要です。結果がすぐに出ないと、挫折しやすくなります。
• ミスを恐れる
  完璧主義者は間違えることに強い不安を感じ、学習の途中でミスをしたり、期待通りの進捗が得られないと学習意欲を失いやすいです。
• 高すぎる目標設定
  最初から難易度の高い目標や、学習量を多く設定しすぎると、そのプレッシャーに耐えきれず、挫折することがあります。
• 全てを完璧に準備してから始めようとする
  完璧な教材やスケジュールを揃えてから始めようとするため、学習を始めるまでに時間がかかり、その間にモチベーションが低下することがあります。
• 自分に厳しすぎる
  進捗が思うように進まないと、自分を責めてしまい、学習自体を止めてしまうことがよくあります。

環境の影響

周囲の人々や環境が学習を妨げる場合もあります。例えば、英語学習に興味がない友人や家族との関係で、学習の意義を見失うことがあります。また、忙しい生活の中で学習時間を確保できない場合も挫折の原因となります。

• 日常生活が忙しい
  時間の管理が難しく、仕事や家庭の用事が優先されると、英語学習の時間が取れなくなります。
• 誘惑が多い
  スマホやSNS、テレビなど、気を散らすものが多い環境では、勉強に集中できず、結果的に学習が続かなくなります。
• サポートが不足している
  周囲に学習の進捗を確認してくれる人や、共に学ぶ仲間がいないと、自己管理が難しくなり、三日坊主になりやすいです。
• 学習環境が整っていない
  静かな場所や、教材が揃っていないなど、学習をしやすい環境がないと続けにくくなります。

生活習慣の変化

仕事や生活の忙しさ、ストレス、その他のライフイベントによって、学習習慣が崩れることがあります。新しい環境やライフスタイルの変化に適応するのが難しいと、学習を続ける意欲が低下します。

これらの要因を理解し、対策を講じることで、英語学習を三日坊主から脱却し、持続的に学ぶことができるでしょう。具体的な目標設定や計画の作成、学習方法の多様化を意識することが重要です。

三日坊主にならないためには？

ここからは上記の理由などにより、三日坊主にならないためには、どのような事をしたらいいかなどを解説していきます。

• 目標を設定する
• 学習時間を確保する
• 学習に楽しさを取り入れる
• 小さな習慣を積み重ねる
• 進捗を記録する
• フィードバックを受け取る
• 英語学習を生活の一部にする

目標を設定する

具体的な目標の重要性
英語を学ぶ理由や目的を明確にすることは、モチベーションの維持に欠かせません。「英語を話せるようになりたい」という漠然とした目標ではなく、具体的に「海外旅行で現地の人と会話を楽しむ」や「ビジネスでのコミュニケーション能力を高める」など、達成したいことを細かく設定しましょう。

SMART目標の設定
目標設定にはSMARTの原則を使うと効果的です。具体的（Specific）で、測定可能（Measurable）で、達成可能（Achievable）、関連性のある（Relevant）目標を立て、期限を持たせる（Time-bound）ことで、より実行しやすくなります。

• S：毎日30分英語の勉強をする
• M：1ヶ月で5つの英単語を覚える
• A：英会話教室に週1回通う
• R：仕事での英語スキルを向上させる
• T：3ヶ月後にTOEICの模擬試験を受ける

学習時間を確保する

日常生活に組み込む
忙しい毎日でも、隙間時間を利用して英語を学ぶ方法があります。通勤時間や家事の合間など、短い時間を見つけて英語に触れるようにしましょう。たとえば、通勤中に英語のポッドキャストを聞く、家事をしながら英語のフレーズを練習するなどの工夫が考えられます。

学習スケジュールの作成
計画を立てることで、習慣化がしやすくなります。毎日どのアプリを使って何を学ぶか、具体的な時間を決めておくと良いでしょう。月曜日は文法、火曜日はリスニング、水曜日は会話練習という具合に、曜日ごとにテーマを決めると飽きずに続けやすくなります。

学習することを周りに宣言する
自分が英語を学ぶ理由や目標を友人や家族に宣言することで、自分自身の意識を高めるとともに、周囲の人々のサポートを得ることができます。宣言することで、プレッシャーが生まれ、学習へのコミットメントが強まり時間と環境の確保のために周りも協力してくれるでしょう。

学習に楽しさを取り入れる

興味のある教材を選ぼう
英語学習が苦痛になるのを避けるためには、自分が興味を持てる教材を選ぶことが重要です。例えば、好きな映画の英語版を観る、好きなアーティストの歌詞を英語で理解するなど、楽しみながら学べるコンテンツを見つけましょう。

英語学習の仲間を見つけよう
学習仲間を見つけることで、モチベーションが高まります。オンライン英会話や英会話カフェ、SNSの英語学習コミュニティなどを利用し、同じ目標を持つ仲間と励まし合いながら学ぶことができます。

複数の勉強プランを持っておく
1つの勉強プランだけに依存するのではなく、複数のアプローチを用意しておくと、モチベーションが維持しやすくなります。気分や状況によって内容を変えることで、飽きが来るのを防ぐことができます。学習する環境を変えるのも一つの手かもしれませんね。

小さな習慣を積み重ねる

短時間でも毎日続ける
英語を学ぶ時間がなかなか確保できないと感じる人は、5分や10分といった短時間でも構いません。毎日少しずつ学ぶことで、継続的にスキルを向上させることができます。小さな成功体験を積むことで、自信がつき、さらに学習を続けやすくなります。

習慣化のためのトリガーを作る
新しい習慣を身につけるためには、既存の習慣に新しい行動を結びつけると効果的です。たとえば、朝のコーヒーを飲む前に英語のフレーズを一つ覚える、夜寝る前に英語のニュースを1記事読むなど、日常生活の中で自然に学習を取り入れる工夫をしましょう。

勉強ツールは手に取りやすい場所に置く
勉強に使う教材やアプリを手に取りやすい場所に置くことで、気軽に学習を始めることができます。目に入る場所に教材を置くことで、ふと思い立ったときにすぐに学習が可能になります。下記の様に日常的に使うものに忍ばせておくのがよいかもしれません。

• デスク上に参考書などを置いておく
• 通学・通勤用のカバンには英単語帳をいれておく
• スマホに学習アプリをインストールしておく　等々

進捗を記録する

学習日記をつける
自分の学習内容や達成感を記録することは、モチベーションの維持につながります。学習日記をつけることで、自分の成長を実感できるだけでなく、何を学んだかを振り返ることができ、次の学習に役立ちます。英語の学習は成長がわかりづらいので、記録や日記をつける事は成長を可視化できるのがいいですね。

モチベーションを維持するための成果の振り返り
定期的に目標の達成度を確認し、自分の進捗を見直すことが大切です。達成した目標や改善したスキルを振り返ることで、さらなる目標を設定する意欲が湧いてきます。

フィードバックを受け取る

自己評価の実施
自分の進捗を把握するためには、定期的な自己評価が不可欠です。毎週または毎月、自分がどのくらい学習したか、どのスキルが向上したかを確認しましょう。具体的には、以下のような問いを自分に投げかけてみてください。

どの教材やアプリが最も役立ったか？
どのスキル（リスニング、スピーキング、ライティング）が特に伸びたか？
逆に、どの部分がまだ苦手なのか？
このように自己評価を行うことで、自分の強みや弱みを把握し、今後の学習に役立てることができます。

他者からのフィードバック
友人や英語の先生からフィードバックをもらうことも非常に効果的です。特に、英会話の練習をする際に他者の意見を取り入れることで、自分の発音や表現を改善することができます。また、学習仲間とのディスカッションや意見交換も刺激になります。

英語学習を生活の一部にする

日常生活で英語を使う
英語を学ぶだけではなく、実際に日常生活に取り入れることが重要です。例えば、英語のニュースを読む、日常の買い物リストを英語で作成する、英語のレシピを使って料理をするなど、英語に触れる機会を増やしましょう。こうすることで、学んだ知識を実践的に活用し、記憶に定着させることができます。

言語の環境を作る
英語を学ぶ環境を整えることも重要です。スマートフォンやパソコンの設定を英語に変更する、英語の書籍や雑誌を読む、英語の映画やドラマを観るなど、日常生活の中で英語が常に存在する状態を作り出しましょう。英語を「使う」だけでなく、「聴く」「読む」機会を増やすことで、自然と英語に親しむことができます。

スキマ時間を有効活用する
通勤時間や休憩時間など、短いスキマ時間を使って英語に触れることで、学習の機会を増やすことができます。このように日常生活の中で英語を学ぶことを習慣化することで、時間の無駄を減らし、効率的に学習を進めることができます。通勤中にポッドキャストを聞いたり、特定のアプリを使って短いクイズや練習問題を解いたり、日常のちょっとした時間を利用して、短時間でも英語に触れるとよいでしょう。

習慣化に役立つアプリも６つ紹介

まとめ

英語学習を習慣化することは、三日坊主を卒業するための第一歩です。具体的な目標設定や、日常生活への組み込み、自己評価とフィードバックを通じて、自分の学びを深めていきましょう。

また、学習を楽しむための工夫をし、興味を持てる教材や仲間とともに取り組むことが、成功へのカギです。

今日から始める小さな一歩が、未来の大きな成果につながることを信じて、ぜひ挑戦してみてください！