英語を勉強しようと何度も決意し、そのたびに途中で挫折してしまった。
そんな経験をお持ちではありませんか?
かく言う私も、そのひとりでした。
参考書を買っては開かずに終わり、英会話アプリを始めても三日坊主……「続けられない自分」がどんどん嫌いになっていく日々。
でもある時、ふと思ったんです。

英語が話せるように
なりたい気持ちは、
ずっと心の中に残ってる
そこからは、うまくいかなくても、自分を責めすぎずにまた戻ってくることを繰り返すようになりました。
でも、
続けられないのは、あなたのせいじゃない。
この記事では、そんな私の挫折と再挑戦の経験を通じて、英語学習に悩むあなたの気持ちに寄り添いながら、もう一度前に進むためのヒントをお届けします。
英語学習の挫折率は驚異の85〜90%
多くの調査によれば、日本人の英語学習者のうち、

実に85〜90%が
何らかの理由で途中で
挫折している。
これは単に学習習慣の難しさだけに起因するものではありません。
日本の教育制度における受験英語中心の指導法、日常生活で英語を使う場面の少なさ、また「間違えることが恥ずかしい」と感じさせる文化的な背景など、複数の要素が複雑に絡み合っているのです。
加えて、継続には一定の自己管理能力や時間・経済的リソースも必要なため、多忙な社会人やモチベーションの浮き沈みが激しい学生にとっては、継続のハードルが一層高くなりやすい傾向にあります。
自身の経験を通して得た「続けるためのヒント」を共有
私自身、何度も英語学習に挫折してきました。計画を立てても続かず、参考書を買っては積んで終わり、やる気が出たと思ったら数日で息切れ……そんなことを何度も繰り返してきました。
それでも、どうしても

英語ができるようになりたい
という気持ちは心のどこかにありました。
だからこそ、何度も再出発をしてきたのです。そしてそのたびに「どうしたら今度は続けられるのか」と工夫を重ねるようになりました。
「もう無理かも…」と感じたときこそ、気持ちがふっと軽くなるような考え方や、続けることがちょっとだけ楽しくなる工夫を知ってほしい──そんな思いで綴っています。
英語学習の挫折理由10選
以下では、英語学習における代表的な10の挫折理由について、私自身の体験や感情を交えながら、原因とその対策を紹介していきます。

モチベーションが続かない
私自身も最初の数週間はやる気満々だったものの、徐々に「何のために勉強してるんだろう」と目的を見失い、むなしさが募る日々を経験しました。
英語の教材を前にしても、気分が乗らずにノートすら開けないこともありました。
今さらやって何になるのか
本当に上達するのか
という疑問が頭をよぎり、机に向かう気力がなくなる日が増えていき、勉強を続けなければというプレッシャーだけが残り、結果として何も手につかなくなってしまう悪循環に陥っていました。
短期目標を設定し、小さな達成感を積み重ねることでモチベーションを維持します。たとえば「1週間で5つのフレーズを覚える」「次のオンラインレッスンで自己紹介を成功させる」といった具体的な目標を持つと、達成時の喜びが自信につながります。また、SNSや学習記録アプリで毎日の進捗を可視化すると、「昨日より前進している」と感じられ、やる気の維持に役立ちます。

学習時間が確保できない
社会人として働く日々の中、仕事終わりにはもうクタクタで、机に向かう気力すら残っていませんでした。
食事や家事を終えると、そのまま眠ってしまうことも多く、勉強はつい「後回し」に。
いつしか、それが当たり前の習慣になっていたのです。
特に繁忙期には、英語学習の優先順位がどんどん低くなり、
今日はいいや
とサボる日が続いた結果、そのままフェードアウトする形で挫折してしまいました。
学習が習慣にならないまま、気づけば罪悪感だけが積み重なっていく状態に──。
それでも、「何とか続けたい」という気持ちは残っていて、試行錯誤を重ねた結果、
スキマ時間を活用すること
が自分にとって大きな突破口となりました。
1日5〜10分でも学習時間を確保する意識を持ち、スキマ時間に英語を取り入れます。通勤中や休憩時間の活用も効果的です。たとえば、駅まで歩く間に英語音声を流したり、エレベーター待ちの間に単語をひとつ覚えるだけでも積み重ねになります。完璧を求めず、「続けること」を優先する姿勢がポイントです。

英語を使う機会がない
日本にいると、英語を話す機会なんてほとんどありません。
私自身も「どうせ使わないし」と思い、勉強を途中でやめてしまったことがあります。
使う場面がないままでは、「何のために覚えているのか」が分からなくなってしまい、モチベーションもあっという間に下がっていきました。
読み書きの勉強だけを続けても、話す・聞く力に結びついている実感が持てず、空虚な気持ちばかりが募っていきます。
誰かに使っているところを見せるわけでもなく、成長を認めてもらえる機会もない──
そんな閉ざされた環境にいるうちに、私の中の英語熱はすっかり冷めてしまいました。
オンライン英会話や英語日記、SNSでの英語投稿など、実際に「使う場」を自ら作ることが継続の鍵になります。たとえば、週に1回でも外国人と会話する機会を設ければ、日々の学習が「このためにやってるんだ」と結びつきます。また、日記やTwitterで英語で思ったことを書く習慣をつけることで、表現の幅や語彙力も自然と広がっていきます。

学習成果が実感できない
「こんなにやってるのに全然しゃべれない…」と落ち込んだ時期が何度もあります。
リスニングはなんとか理解できても、いざ自分が話すとなると言葉が出てこない。
頭の中で文章を組み立てようとすると焦りが募り、結局何も言えずに終わってしまう。
そんな瞬間が何度も続くと、
自分は向いていないのかも
と思ってしまうのも無理はありません。
特にSNSなどで他人の上達報告を見ると、自分とのギャップに苦しくなったこともありました。
定期的に自分の音声を録音したり、簡単なテストで進捗を“見える化”することで効果を実感しやすくなります。たとえば毎月のはじめに「今月の自己紹介」を録音し、1ヶ月後にもう一度録音して比較することで、小さな成長を確認できます。また、オンライン英会話のレッスン内容をノートに記録しておくと、「言えなかったこと」「言えたこと」が見える化され、次の学習目標が明確になります。

勉強法が分からない・迷子になる
教材は星の数ほどあるのに、どれを使えば良いのか分からず、私も何度も迷いました。
書店に行けば山のような参考書、アプリストアを開けば無数の学習ツール。
「これさえやれば大丈夫」という確信が持てず、選ぶこと自体がストレスになり、結局どれも中途半端に終わることが何度もあります。
途中でやめた教材が積み上がるにつれ、
自分の学習スタイルに合った方法がわからない…
という焦りも募っていきました。
結果的には、自分の「性格」と「学習スタイル」に合った方法(私は映像×反復型)が一番続けやすいと気づいたのです。
自分の性格や生活スタイルに合った学習法(動画、アプリ、会話など)を絞り込み、1〜2ヶ月は継続してみることが大切です。例えば、集中力が続かないタイプなら短時間の動画教材、対話が好きな人は会話中心の学習法を選ぶと効果的です。一度にあれこれ手を出さず、「これ」と決めた方法で一定期間集中することで、自分に合った方法が見えてきます。

費用が高くて続かない
英会話スクールの月謝が負担になり、「もう無理だ…」と感じた経験もあります。
特に長期的に通おうとすると、毎月の出費が積み重なり、趣味としては高額すぎると感じてしまいました。
周囲と比較して
ここまでお金をかけているのに上達していない…
と感じることもあり、結果的に続けることに躊躇してしまいました。
さらに、毎回の交通費や予約の手間もあり、金銭面と時間面の両方から挫折につながるケースが多かったです。
無料アプリやYouTube教材を活用し、週1程度の低コストなレッスンと組み合わせて学習するのがおすすめです。たとえば、DuolingoやBBC Learning Englishなどの無料コンテンツを日々の習慣に取り入れつつ、月に数回だけネイティブと話せる環境を設ければ、経済的負担を減らしながら学習の質を保つことができます。

一人だと続かない(自己管理が難しい)
初は「自分で頑張るぞ」と意気込んでも、数週間で挫折…。
特に一人での学習は、誰にも見られていないという安心感からか、怠け癖が出やすく、気づけば何日も英語に触れていないということも珍しくありませんでした。
今日はちょっと疲れてるから明日でいいや…
という甘えが連鎖し、気づけばフェードアウト。進捗も実感できず、自己嫌悪に陥る悪循環に。
そんなとき、SNSで学習アカウントを作って毎日の学習記録を投稿するようにしたことで、少しずつ習慣が戻ってきました。
誰かに見られている感覚が、モチベーション維持に大きく貢献したのです。
SNSや友人との共有、学習アプリでの記録によって“誰かに見られている感覚”を作ると続けやすくなります。特にInstagramやX(旧Twitter)などで「#英語学習」「#今日の英語」などのハッシュタグを活用して投稿すれば、他の学習者ともつながれ、互いに励まし合える環境ができます。学習アプリでも連続記録やバッジ機能を活用すれば、ゲーム感覚で継続する動機になります。

教師・教材への不満
スクールで先生と相性が合わなかったり、教材が退屈でやめたこともあります。
熱心な先生でも、自分の学習スタイルに合っていないと授業が苦痛に感じてしまい、通うのが億劫になります。
また、教材が単調で興味を持てないと、内容が頭に入らず
ただやらされている感覚…
に陥りがちです。
実際、私も教科書の例文が無機質すぎて感情移入できず、まったく覚えられませんでした。
そんな中、思い切って先生を変更したり、自分が「面白い」と感じる教材に変えるだけで、学びの楽しさが格段に変わった経験があります。
自分に合った教材・講師を探す姿勢を持つことが大切です。体験レッスンや無料サンプルで事前確認するのも効果的です。また、YouTubeなどでさまざまな教材スタイルを視聴して、自分が「わかりやすい」と感じるものを選ぶことが成功の鍵になります。無理に“評価が高い教材”にこだわらず、自分が楽しめるかどうかを基準にしましょう。

英語に対する苦手意識・過去の挫折経験
学生時代に抱いた「英語は苦手」という思い込みがなかなか消えず、気づけば自己否定ばかりしていました。
テストで思うような点数が取れなかった記憶や、クラスで英語の発音を間違えて笑われたことが、今でも心に残っています。
そうした経験がトラウマとなり、大人になってからも
英語=自分には向いていない…
と無意識にレッテルを貼ってしまっていたのです。
特に新しい学習に取り組もうとすると、「どうせまた続かないだろう」という否定的な気持ちが先に立ち、行動にブレーキがかかることがよくありました。
それでも、「少しずつでも前に進めている自分」を認めていくうちに、次第に自信が戻ってきたように感じています。
「自分にもできる」という成功体験を少しずつ積むことで苦手意識を払拭できます。たとえば、「今日は1つ単語を覚えられた」「昨日より少し長く英語を聞けた」といった小さな成功に目を向けましょう。簡単な達成目標を設定し、それをクリアするごとに「できた自分」を肯定していくことで、英語へのネガティブな感情が徐々に薄れていきます。

楽しくない・続けていて辛い
勉強が苦痛でしかなかった時期には、ドラマや音楽といった「娯楽」を英語に置き換えることで、自然と楽しく続けられるようになりました。
教科書の英文を読むだけの作業には飽き飽きしていて、「やらなきゃ」という気持ちだけが空回りしていたのを覚えています。
そのうち、英語の勉強が「やらなきゃいけないこと」から「できれば避けたいこと」へと変わっていき、
英語に触れること自体が
ストレスになっていた…
そんな中で、好きな洋楽の歌詞を和訳してみたり、海外ドラマを英語音声+英語字幕で観るようにしたことで、気がつけば楽しみながら英語に触れる時間が増えていったのです。
「学び」を“義務”ではなく“趣味”として捉えること──
この意識の転換こそが、継続のカギになると実感しています。
英語をドラマや音楽、好きな趣味と組み合わせて“楽しい”学びに変える工夫が有効です。例えば、料理が好きな人は英語のレシピ動画を観たり、スポーツが好きな人は海外の実況をチェックするなど、自分の好きな分野に英語を組み込むのが効果的です。学習そのものを目的にするのではなく、「英語で楽しむ」ことが目的になると、自然と継続力も高まります。
英語学習の挫折率とその実態調査からわかる壁
挫折率とその理由
8割が挫折?社会人・高校生ともに高い挫折率
英語を諦めた人はなぜ挫折したのか?
英語学習の挫折感が強まる日本人特有の課題
8割が挫折?社会人・高校生ともに高い挫折率の理由
Bizmatesや学研の調査によると、英語学習を継続する上での主な課題として、
- モチベーションの低下
- 学習時間の確保
- 学習効果の実感のなさ
が挙げられています。
特に社会人の場合、仕事や家庭の事情から学習の時間を確保することが難しく、意欲的に始めたとしても、3ヶ月以内に挫折してしまうケースが非常に多いことが明らかになりました。
また、高校生の段階でも
- 文法が難しい
- 単語が覚えられない
ソースURL:【Bizmates】【スキルアップ研究所】
といった苦手意識によって、早い段階でやる気を失ってしまう傾向が見られます。
そのまま英語に対するネガティブな印象が残り、大学生や社会人になっても引きずっている人は少なくありません。
こうした背景もあり、学年や年齢にかかわらず、およそ8割の人が「英語学習に一度は挫折したことがある」と答えているのが実情です。
モチベーションいらずで英語を習得したいなら強制力が高いアクエス英会話がおすすめです。下記を参考にご覧ください。

英語を諦めた人はなぜ挫折したのか?調査データと回答
DMM英会話やIIBCの調査では、
- 費用
- 楽しさの欠如
- 英語を使う機会の少なさ
なども挫折の大きな要因とされています。
- 楽しくなかった
- 講師と相性が合わなかった
といった“心理的な要素”が、学習の継続を妨げていることが明らかになりました。
ソースURL:【マイナビニュース】【prtimes】
また、TOEICなどのスコアばかりを追いかける学習スタイルでは、「本当に話せるようになっているのか?」という実感を持てない人も少なくありません。
結果として、数字に追われるだけの学びに虚しさを感じるケースも多く見られます。
さらに、有料の英会話サービスを利用した人のうち、実に92%が途中で挫折を経験しているというデータも存在します。
コストに見合った成果が得られないことが、ストレスや不満につながっていると考えられるでしょう。
英語学習のアプリは沢山あります。楽しみながら学習することは可能です。是非下記を参考に

英語学習の挫折感が強まる日本人特有の課題
日本語だけの生活環境、完璧を求めすぎる教育方針、そして間違いを恐れる文化――
これらが、英語学習の継続を難しくしている要因としてしばしば指摘されています。
日本の英語教育では、
文法ミスをしないこと
に重点が置かれる傾向があり、その結果、
間違えるのは恥ずかしい
という意識が根強く残ってしまいました。
このようなプレッシャーの中では、英語を積極的に使おうという気持ちが萎縮しやすく、アウトプットを避ける悪循環に陥りがちです。
さらに、日常生活の中で英語に触れる機会が非常に少ないため、「いくら勉強しても使い道がない」と感じてしまう人も多く、その虚無感がモチベーションの低下を招く一因となっています。
amazonプライムでは海外ドラマやアニメを視聴しながら、学習する方法もあります。是非下記を参考にしてみてください。

まとめ|また挫折しそうな人へ伝えたいこと
また挫折しそうな人へ伝えたい
挫折は誰でも経験する
大事なのは「戻ってくる力」
あなたの歩みを応援したい
離れても、また戻ればいい
「今度こそ」の気持ちを育てていこう

挫折は誰でも経験する
英語学習に限らず、何かを継続しようとしたときに挫折はつきものです。
多くの人が一度、いや何度も英語の勉強を途中で諦めています。
それはあなたが特別に意志が弱いからではありません。
人間は完璧じゃないし、誰しもモチベーションが下がる時期があります。
だからこそ、挫折を“終わり”ではなく“通過点”として受け入れてください。
「またここから始めればいい」と思えるだけで、ずっと気持ちが楽になります。

大事なのは「戻ってくる力」
一度やめてしまっても、それを「失敗」と考える必要はありません。
本当に大切なのは、やめたあとにどう行動するかということです。
英語にもう一度向き合おうとしている、その姿勢こそが何よりも尊く、価値のあることだと思います。
どれだけ間が空いても、また戻ってこられる──
それが、学びを長く続けている人たちに共通する特徴です。
そして、戻るたびに少しずつ、自分に合った学習スタイルやモチベーションの保ち方が見えてくるようになります。

あなたの歩みを応援したい
私自身も、何度も「もう無理だ」と思いました。でも、そのたびにどこかで「やっぱり英語が話せるようになりたい」という気持ちが消えなかったんです。
だからこそ、また英語に戻ってこれた。今こうしてこの記事を読んでくれているあなたも、心のどこかで「また頑張りたい」と思っているはず。
その気持ちがある限り、あなたの歩みは必ず意味があります。
私は心から、あなたの挑戦を応援しています。

英語から離れても、
また戻ればいい
「毎日コツコツ続けるべき」「さぼったら意味がない」と思うと、かえって苦しくなります。
英語学習においては、完璧な習慣より「また戻ること」の方が大事です。
忙しい日もあるし、気分が乗らない日もある。そんなときは無理をせず、一旦離れてもかまいません。
そして、ふと思い出したときにまた英語に触れてみてください。それでいいのです。

「今度こそ」の気持ちを
育てていこう
「次こそ続けたい」と思うあなたの気持ちは、とても素晴らしいものです。
大切なのは、その気持ちを焦らせず、優しく育てていくこと。毎回完璧を目指さなくても、自分に合ったペース、自分が楽しめる方法を探してみてください。
今度こそ、ではなく「今回はこうしてみよう」「また挑戦してみよう」という柔らかな姿勢で、また一歩を踏み出していきましょう。
次のチャレンジでは、自分に合った方法やペースを意識してみてください。
そして、「今度こそ続けられるように」ではなく、「自分に合ったやり方でやってみよう」という柔らかな気持ちで進みましょう。

